真面目な学生

私には向いていないのかもしれない。

...
ノートを取って、精力的に発言して、存在をアピール。
正直、疲れる。

ありがたいことに、40人近く増えた「仲間」は、そういった人種ばかりだ。

しかし、その優秀さが眩しい。

ここ最近、自分のことを客観的見れる機会があったので、今日までの私を振り返ってみた。......結論から言うと、この眩しい環境の中で私が、ただ強がっているだけにしか見えなかった。そうにしか見えなくなった。

恒星の様に自発的に、しかも積極的に輝く彼らを見ると、憎しみがこみ上げてきてしまう。私は、自分のそういった部分が嫌いだし、認めたくない。けれど、彼らは私が思ったよりも優秀すぎた。過度な光は視界を灼き尽くす。

私は優秀にはなれない。この社会には、私と同じような人間が必ずいる。

なのに、見えない。......皆、目を灼かれているから。