同一性の否定

負けず嫌いで臆病な性格

自分に突き付けられたのは言葉の刃だった

負けるとわかっている戦いには挑まない

挑まないということは、逃げるしかない。

そういう人生で、実質的に負け続けてきた。

「私には力がある」

ずっとそう思っていたし、他人からの言葉もあり、そうでしかないと思わずにいられなかった

上には上がいるなんて言葉は知っている

時には負けてもいいし、逃げてもいいって、どこのサイトにも書かれている

そんなわけがない。

逃げたら、それ相応の仕返しがあるし、負けたら、重い足枷が脚にまとわりつく。

もうどうしようもなくなってしまった。

でも、そんな状況から逃げ続けていても、私はこの人生を終わらせるつもりはない。

いつか見返してやる、そういう想いが

私の奥底に、黒かびみたいにびったりとくっついて、はなれないから。

「他人と同じはいやだ」

みんな、舐め腐っている。私が一番わかっているんだ。

私が誰よりも、一番で、この世界で最も輝いている。

そういう夢の続きを、見ていたい。